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Chrome組み込みAI版(Gemini nano)

AI書き換え機能(Slim Chatworkバージョン1.0.0より追加)は、Chrome AI API(Rewriter API)を活用したブラウザ内蔵AIによるテキストリライト機能です。

この機能により、Chatworkでのメッセージ作成時に、AIを使ってテキストを素早く書き換えることができます。

  • プライバシー重視: テキストはブラウザ内で処理され、外部サーバーに送信されません

  • 高速処理: ネットワーク通信が不要なため、素早いレスポンスが得られます

  • オフライン対応: インターネット接続なしでも動作します(初回のモデルダウンロード後)

素早くリライトするための固定プリセットが用意されています。現状は以下の5個ですが、今後は多種多様なプリセットが選べるように開発中です。

  • 丁寧語に書き換え: カジュアルな文章を敬語を使った丁寧な表現に書き換えます

  • カジュアルに書き換え: 堅い文章を親しみやすくカジュアルな表現に書き換えます

  • 詳しく展開: 短い文章をより詳細で具体的な内容に展開します

  • 文法・表現チェック: 文法の誤りや不自然な表現を修正し、より正確な日本語に改善します

  • 簡潔な返信をビジネス文章に展開: 一言の返信を適切なビジネスメッセージに展開します

リライト前後の変更箇所を視覚的に確認できます。

  • 追加された部分は緑色でハイライト

  • 削除された部分は赤色でハイライト

  • 変更内容を一目で把握できます


モデルにはGemini Nanoを使用しています。

  • Googleが開発した超軽量なオンデバイスAIモデル

  • ブラウザ内で直接動作するため、外部サーバーとの通信が不要

  • プライバシー保護と高速処理を両立

主な違い:

  • モデルサイズ: ChatGPTやClaude(数千億〜数兆パラメータ)に対し、Gemini Nanoは数十億パラメータ程度の超軽量モデル

  • 処理場所: クラウドAIはサーバー上で処理、Gemini Nanoはブラウザ内(ローカル)で処理

  • 機能範囲: クラウドAIは汎用的な対話・生成が可能、Gemini Nanoはテキスト書き換えなど特定タスクに特化

  • 応答品質: 複雑な推論や専門的な内容にはクラウドAIが優位、簡潔な文章調整にはGemini Nanoで十分

Gemini Nanoの強み:

  • ✅ プライバシー保護(データが外部に送信されない)

  • ✅ 高速レスポンス(ネットワーク遅延なし)

  • ✅ オフライン動作(インターネット不要)

  • ✅ 無料で利用可能(API課金なし)

Gemini Nanoの制約:

  • ❌ 複雑な推論や専門知識を要するタスクには不向き

  • ❌ 長文の生成や大幅な内容変更には不向き

  • ❌ 多言語翻訳には非対応

  • 初回使用時に自動的にダウンロードされます(約22GB以上の空き容量が必要)

  • 一度ダウンロードすれば、オフラインでも利用可能

  • モデルはChromeプロファイルに保存されます

  • GPU推論: VRAMが4GB以上の場合に使用(高速処理)

  • CPU推論: GPUが使えない場合はCPUで処理(RAM 16GB以上、4コア以上が必要)


以下のような用途には適していません:

  • 日本語から英語への翻訳

  • 英語から日本語への翻訳

  • 元の文章と異なる言語への変換は対応していません

  • 元の文章の主旨を大きく変える書き換え

  • 新しい情報や事実の追加

  • 元の文章にない具体的な情報(人名、日時、場所など)の生成

  • 拝啓・敬具などのメール特有の挨拶

  • 件名、署名、宛先などのメール要素

  • 時候の挨拶や結び文句

本機能はチャットメッセージの改善に特化しており、ビジネスメール作成には適していません。

4. 高度な専門知識を要する内容

Section titled “4. 高度な専門知識を要する内容”
  • 専門用語の正確性が求められる学術文書

  • 法律文書や契約書

  • 医療・技術分野の専門的な文章

元の文章の内容を保ちながら、表現を調整する用途に最適です:

  • カジュアル ⇔ 丁寧な表現への変換

  • 簡潔な文章の適度な展開

  • 文法・表現の自然な改善


本機能を利用するために必要な環境

Section titled “本機能を利用するために必要な環境”
  • Google Chrome: バージョン137以降

  • OS: Windows 10または11、macOS 13以降(Ventura以降)、Linux、またはChromebook PlusデバイスのChromeOS(プラットフォーム16389.0.0以降)

    • ※ Android版Chrome、iOS版Chrome、Chromebook Plus以外のChromeOS版Chromeは未対応
  • ハードウェア要件:

    • 計算リソース

      • GPU推論: 4GBを超えるVRAM

      • CPU推論: 16GB以上のRAMと4個以上のCPUコア

    • ストレージ: Chromeプロファイルを含むボリュームに22GB以上の空き容量

    • ネットワーク: 無制限のデータ通信または従量制でない接続(初回モデルダウンロード時)

  • モデルのダウンロード: 初回使用時にAIモデルのダウンロードが必要です(自動)


まずは設定画面より「AI書き換え機能」を有効化します。
機能を利用できる環境の場合はAPI状態に「利用可能」と表示されます。

お使いの環境で利用できる場合の画面
お使いの環境で利用できる場合の画面

一方でハードウェア要件に満たない環境ではAPI状態に「利用不可」と表示されます。本機能を利用するには幾つかの条件がありますので、ハードウェア要件を事前にご確認ください。

お使いの環境で利用できない場合の画面
お使いの環境で利用できない場合の画面

Chatwork上のメッセージ入力エリアにテキストが入力されている場合に、ツールバーに「AI書き換え機能」ボタンが表示されるのでクリックします

初回利用時はGemini Nanoのモデルを初期化する必要があります。数GBのモデルデータをダウンロードする必要があるので、事前にデバイスの空き容量や安定したネットワーク接続の確保を行ってください。

環境によりますが初期化にはおおよそ5分〜10分ほどかかります
環境によりますが初期化にはおおよそ5分〜10分ほどかかります

モデルの初期化が完了すると即時利用可能になります。まずはプリセットを選択しましょう。

現時点では5つのプリセットから選ぶ必要があります(プリセットについて)
現時点では5つのプリセットから選ぶ必要があります(プリセットについて)

あとは「変換開始」ボタンをクリックすることでAI書き換え処理が始まります。

変換結果は右側に表示されます。

変換前後の差分を表示することも可能です。

変換結果の出力を追加で調整したい場合は短いプロンプトを追加し「再生成」ボタンをクリックすることで微調整することも可能です。

一連の操作の様子は以下でご確認頂けます。

基本的な操作は以上です。

クラウド型AIモデルの様な万能性は現在のGemini Nanoモデルにはありませんが、オンデバイス処理且つAIサービスへの登録をせずに気軽に送信テキストのニュアンスを変えたり、言い回しを変えたい場合にご活用頂けると嬉しいです。


  • テキストはブラウザ内で処理され、外部に送信されません

  • ただし、Chrome AI APIの利用に関するテレメトリーデータはGoogleに送信される場合があります

  • 機密情報を含むテキストの取り扱いには十分注意してください

  • AIモデルはメモリを使用するため、PCのリソースに影響する可能性があります

  • 長いテキストのリライトには時間がかかる場合があります

  • 複数のタブで同時に使用すると、パフォーマンスが低下する可能性があります


  1. Chromeのバージョンを確認(137以降が必要)

  2. AIモデルのダウンロードが完了しているか確認

  3. 拡張機能の設定画面で対応状況を確認

  1. 他のタブやアプリケーションを閉じてリソースを確保

  2. テキストを短く分割してリライト

  3. PCを再起動してメモリをクリア

リライト結果が期待と異なる場合

Section titled “リライト結果が期待と異なる場合”
  1. コンテキストをより具体的に指定

  2. 異なるプリセットを試す

  3. 元のテキストをより明確に書き直してから再度リライト


AI書き換え機能は、プライバシーを保ちながら、ブラウザ内蔵AIの力を活用してテキストを効率的に書き換えることができる強力なツールです。

Chatworkでのコミュニケーションをより効率的かつ効果的にするために、ぜひこの機能をご活用ください。